月を歩く。

月面を歩くように、ふわふわと。偏り具合が気持ち悪いですよ。

柳原陽一郎ライブ「そとっちといっしょ」@高円寺JIROKICHI(2011.10.10)

柳原陽一郎さんのソロライブに行くのは、前にも書きましたが初めてではありません。
たまが解散するよりもずっと前……ヤナさんがたまから脱退してソロ活動をはじめた頃は、わりと頻繁に行っていたような気がします。南青山マンダラとか、クラブクワトロとか。それこそ滝本さんのソロよりもたくさん。
2000年ごろにはアルバムは聴くけどライブには行かなくなっていて、それから間が空いて、2006年のWarehouseとのライブに久しぶりに行って、でもそれきり。
行かなくなった理由は、自分でもよくわかりません。誰のも行かなかったので、そういう時期だったのでしょう。

ところが私、今年3月以降、気づいたら元たま御三方のライブ(パスカルズも含め)に行っておりました。
そしたらヤナさんのも行かなきゃいかんでしょー?
ということで、行ってきました。

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以下、「」内はうろ覚えで書いております。
ニュアンスは遠くないと思うのですが、意味を取り違えている部分がありましたら、ご指摘いただけると幸いです。

さて。
高円寺は先日行ったルネッサンスの時が20数年ぶりでしたので、もちろんJIROKICHIさんはは初めて行くライブハウス。
割と早い整理券番号だったので、席は左端をチョイスしました。
ピアノのわりと近くで、ヤナさんが座ったら、歌う表情とかは見られない席(^^;)
まあいっか。久しぶりなので、このくらいの方が。

ヤナさんと外山さんのご登場。(外山さん、ステキメガネ!)
「連休最後の夜をワタクシのライブにお運びいただきまして、ありがとうございます~」
と、緩やかに、軽やかにご挨拶。 このあたりは変わらない!
なんともゆる~い感じでスタートです。

1曲目は『ジャバラの夜』。
ギターだけど、蛇腹(アコーディオン)じゃないけど、『ジャバラの夜』。
もちろんアルバム『ふたたび』な感じで、外山さんのドラムとコーラス入り。

『ふたたび』というセルフカバーアルバムの存在のおかげか、私に「たま」を連想させることはあまり無かったように思います。
「あー、ここで知久さんのコーラスが入るのにー」とかそういったことで淋しくなることが、皆無とは申しませんが。
『だるまだまるな』とか『お経』とかたま時代の曲も多かったんですけどね。

ロータスの庭で(?曲名わかりませんでした)』とか新曲とか、山崎まさよしさんの『心拍数』は知らない曲だったんですが、これ以外はほとんど知っている曲。
それもそうです。私、ヤナさんのアルバムは全部持ってますから。

さて、ピアノ曲
ギターを置いて、ピアノ椅子に座るヤナさん。
うわ。やっぱり顔見られない(^^;)

……でも、やさしい背中がそこにありました。

髪をふわふわゆらしながら、鍵盤を叩く。
時々、右足をタンタンと踏み、リズムを刻みます。
その時の振動が直に伝わってきて、感動。
鍵盤の上を滑るヤナさんの手。
「わー。この人、ピアノの人なんだなー」と思いました。
ギターもステキなんです。
でも、ピアニストなヤナさん、すごくステキです。

ピアノでの『Alabama song』カッコ良かったなぁ。
『キング・オブ・ロケンロール』とかも。
バーボンをラッパ飲みしながら聴きたかった!(飲んでたのグレープフルーツジュースだけど)
店の雰囲気と相まって、すごくリラックスできました。

……と思えば、今度は『どんぶらこ』。
これ、すごすぎる!! 
特にラストの方の間奏の、一番高まるところ! すっごい鳥肌立ちましたよ。

マックの話が出ましたね。
自分はネットの人じゃないって。(その割にはブログをまめに続けてますよね)
そう言われてみれば、ピアノの譜面立てにあった歌詞カードは半分くらい手書き。あとベタ打ちに手書きでメモ。
あとノートブックを持っている一部のリーマンに、ひどく猜疑心があるというお話をされていました(笑)。

ライブは、まるで外山さんと遊んでいるみたい。
チラチラ互いを見ながら、いたずらっ子みたいな表情で音で遊んでたっていうイメージ。
それが見てて、すんごく楽しいのですよ!

短いと感じたライブは、けれど終わったのが21時半ごろ。
アンコール含めて、18曲。
あっという間の気持ちのよい時間でした。

ヤナさんのライブは、観客をリラックスさせてくれますね。
すっかりほぐれた気持ちにほっこりしながら、家路につきました。

 

※ヤナさんのセットリストは公式サイトにあるので、そちらをご参照くださいね。