月を歩く。

月面を歩くように、ふわふわと。偏り具合が気持ち悪いですよ。

滝本晃司弾き語りソロ(@西荻窪サンジャック/2011.11.13)

行って参りました、西荻窪
その前の野暮用が早く終わり、西荻窪に着いたのが早すぎたので、初ニヒル牛訪問。
創作意欲がかき立てられて仕方ないの何のって。

f:id:meimei0430:20140518111927j:plain

西荻窪サンジャックさんは、私は2回目。
今年6月のライブ(当ブログで書いていません)に行った時以来。
この時、整理券番号が早かったんです。
で、中に入ったら客席の配置がすごい(と私は思った)。
壁を背に座りたいと、窓側……ギターの滝本さんを真横から見られる席に座っておりました。
しかし今回は、ピアノが70%との情報(ご本人のMLによる)。
今回も整理券番号が早く、今度は入り口付近に座りました。
ピアノを弾いている滝本さんを、若干ナナメ後ろから拝見できる感じ。
鍵盤を叩く手を見たかったんです。(フェチか、私)
ギターの時は思いがけずに近すぎて、血圧あがりましたが(笑)。

はじまりが少し押しましたかね。
まずピアノ曲、『水槽の中に象』からスタート。
私は未だに拝見しておりませんが、『たまの映画』のオープニングが、ちょうどサンジャックさんでこの曲を演奏しているシーンだからとのこと。私も早く観なきゃ(^^;)←BOXで所有してはいるのです。

ピアノ70%とのことですが、80%くらい行ってたかも。
セットリストをメモしていないので、正確な数わかりませんが。
先日ヤナさんのピアノを拝聴したので、どうしてもそれを連想してしまいますが、軽やかに鍵盤に指を走らせるヤナさんと違って、滝本さんはすごく丁寧に弾いているように思います。
いや、ヤナさんが丁寧じゃないとかでなくて……もちろん滝本さんの弾き方がぎこちないというわけでもなくて。
それぞれの個性というものでしょうか。
ヤナさんのピアノは踊り、滝本さんのピアノは語っている……。

ま、いいや(笑)。どちらも大好きです。

2曲目は『やっぱ』。
曲順で憶えているのはここまで(^^;)

『バス停』
『眠ると消えると溶けると』
『楽し楽しい時間』
『JUICE』
『丘の上』
『眠れないぼくの夜のまんなかで』
『サーカスの日』
『太陽がみているだけ』
『アゲハ』
『柿の木』
『(タイトル未定新曲)』
『空の下』

記憶に間違いがなければこんなラインナップ。
順番バラバラ。曲も足りないと思います。ごめんなさい。
前半だったか後半だったかも定かではありません。
本編、『空の下』で終わるのが私は好きだと前にも書きましたが、この夜もそうでした。
『ハダシの足音』
『ポコポコ』
『海にうつる月』
は、アンコールだっけ?

アンコールはお客さんに「ピアノとギター、どっちがいい?」って聴いてくれました。挙手しました。
そしたら圧倒的にピアノが多くて、ピアノ曲
「少数派の意見も大事にしないと」と、ギターでもやってくれましたけど。

この夜、インストはオープニングの『水槽の中に象』の他にも2曲。
『カカポ』
『ふくろうくん』

インスト曲って、すごく贅沢させていただいている感じがするんですよ。何故だかうまく言えませんが。
しかもこの『ふくろうくん』の時、間に何もコメントを挟まず、そのまま『レインコート』へ続いたんです。
その流れがもうすごすぎる。鳥肌たちました。

『眠れないぼくの夜のまんなかで』は9月の吉祥寺マンダラ2でもタンノウさせていただきましたが、また聴けて感激。やはり美しすぎる。


さて、トーク
ニュアンスだけを書いています。心の目で汲み取ってください。(開き直りました)

先月末の下北沢leteさんでの下北水中ライブ翌日、ぎっくり腰で寝込まれたそうです。
約2週間ほど?
ぎっくり腰は……名前がおちゃらけてますけど、なると本気で泣けるほど痛いですよね。(ええ、経験者です(-_-;))
天気がいいのに、寝込んでいなければならないツラサを語ってらっしゃいました。
だから、この夜ライブができるほどまでに回復できたのがよかったとのお話。
ほんと、回復されてヨカッタです!

で、その下北水中ライブでも語ってらした、お庭の柿の木(大家さん所有)の件。
たわわに実りながら大家さんが収穫しに来ないと心配されていましたが、滝本さんが寝込んでいる間に来たそうです。
お裾分けはいただいているようですが、「枯れ葉を掃除しているのは、俺なのにっ……(笑)」
そのお話流れで『柿の木』という曲。私にはお初。
あまりに柿への思いが強すぎて新曲まで?!と思ったのですが、他のファンの皆様に伺ったところ新曲ではないそうです。どのみち根は深そうです(笑)。

テレビ話。
先日、TVで映画「BECK」を放送していましたが、それを録画したものを鑑賞したそうです。
感動したそうで。滝本さん、若干興奮気味に語ってらっしゃいましたよ。
もやもやした高校生が、イイ感じのロックバンドに入って、主人公が歌うんだけど、どんな声なのかは映画の中ではハッキリ表現されていなくて、それが想像力かき立てられてイイ……。
“もやもや”って(笑)。

あと夜中にNHKAKB48のドキュメンタリーを放送していたのをたまたま見てしまい、最後までつい見てしまったと。
すごいなーって感心されてました。私もそれ観たかったです。(AKBの女の子たち、ちょっと好き……)

ピアノ曲の迫力と美しさをタンノウし、聞き惚れた2時間半でした。(ギターもね!)
マンダラ2のピアノもいいですが、サンジャックさんでの弾き語りはクセになります。
ピアノをよく聴いていると、小さく「コトコトッ」「コンコンッ」って音がするんです。
何の音かといいますと、滝本さん(に限らず多くのギタリストさんはそうですが)は右手の爪を伸ばされてて、それが鍵盤に当たるんですね。
その小さな音が、なんともかわいらしい。あの会場のキャパだからこそ、タンノウできる音だと思うのです。

あと何がいいかって、終わってアンケートを書いてお店から出ると、外で滝本さんが寛いでらっしゃるところ。(喫煙できるスペースがある)
6月の時はファンの方とお話されてましたが、この夜は私がお店を出た時はたまたまおひとり。
目が合ったので、思わずぺこりと挨拶。(あの状況で素通りはできまい。いくら何でも)
「ありがとうね」って……私のほうこそ、いい夜をありがとうございました、ですよ!

ほっこりとした気持ちで帰路につきました。
そしたらバス待ちした吉祥寺駅前のイルミネーションがキレイ。いつの間に。

f:id:meimei0430:20140518112246j:plain

ほんに、よい夜でした。