月を歩く。

月面を歩くように、ふわふわと。偏り具合が気持ち悪いですよ。

師走のピヤナ2011・ 東京篇~それでもウシは歩いてく(@渋谷公園通りクラシックス/2011.12.23)

柳原陽一郎さんの、今年最後のライブに行ってきました。
10月に行った時にピアノを弾く姿に来るものがありまして、予約を取らずにはいられなかった次第です。
場所は渋谷公園通りのクラシックス。昔、ジァンジァンがあったところですよね。しょぼたまとか知久さんソロも2000年にやったことがあるらしいです(web上でチラシを拝見できました)。私が行ったのは、もっと前の4たま時代。1990~91年頃かと思いますがハッキリとは憶えておりません(確か年末にパンテオンで年越しライブがあった年だったような。もしくはその前後。マルタさんも来ていたという記憶が)。会場は変わった形という認識でしたが、その面影は残っていませんでした。

話を戻します。
(年寄りは昔話をしたがるので、どうかご容赦ください)

観客席が平たい会場ですが、ギターでもピアノでもちゃんと見られるかな?という場所に着席。
え? ギター??
「ピアノと歌だけ」じゃないのですね。それはそれで、おいしくいただきます。

セットリストは憶えてはいたんですが、曖昧なところがあるのでパスさせていただきます。

『ホントのバラッド』が1曲目。
この曲、あとでなんかジワッときます。
特に今年は。

その後『ほんとうに好きなひと』を歌った後、ピアノへ。
ステージに向かって右側に座った方は、あまりヤナさんが見られない感じ。
そんなお客さんにもやさしいヤナさん。身を乗り出して、そちら側に手を振ってサービス。
『BAD LOVE』途中ではちょっとミスって、「ほんとにヒドイ~♪」とアドリブ。うまいなぁ。
その後『me & fly』? 『ハエ子の人生』?でしたっけ?? という曲を。秋口頃に曲を考えている時に、入ってきたハエを見て思いついたとか。

最近ジャズバンドの歌入れに依頼されて参加したヤナさん。
次の曲は『雨に濡れても』。おおっ、ステキですね。『牛小屋』がちょっと垣間見えましたがw やんやかやんやかやんやんやんや~ん♪ 

その次が、私にとっては驚きだった『クリスマスベル』。まさか聴けるとは。
クリスマス付近には過去歌ったことがあるみたいですが、最近シングルCDが出てきて聴いたばかりでしたので、生で聴けて嬉しかったです。しかもアレンジが、こっちの方が断然イイ!

その後は『やがて君は夢となるのか』。私には初の曲。

休憩。トイレが客席後ろにある2コしかないので、申し訳ないけど順番を譲ってくださいとのこと。
準備があるからって。結局行ってないのかな?

後半。
『Power for the Farmer』←綴りとか“the”が入っていたか否か、自信はありません。
『農夫に力を』という意味で。
原発事故に関して、見殺しにされている状態の現地農家の方々の話を聞いて、怒りにまかせて作った曲だそうです。
怒ると最近はフォークソングを作りたくなるとか。
これ、すごかったです。何に対してぶつければいいのかわからない怒りの方向を、垣間見せてくれました。
ああ、本当に怒ってる。でもこれをこうして吐き出さないと、2011年を終えることはできないんだ。
吐き出さなきゃいけない種類の怒り。

その後は『泣いているのは君だけじゃないよ』。この流れがお見事。
怒った後は、泣いている人にエールを贈るのです。
ちなみにこの日物販で売られていた「レコード弦代」(CD-R)は600円ですが、500円は福島県飯舘村に寄付するとのことで、私も微力ながら協力させていただきました。(『ホントのバラッド』の音源が欲しかったし)

次は今年の好きな曲アンケートで1位だった『オリオンビールの唄』。
やはりこれは名曲ですね。
『真珠採りの詩』は2位。
ヤナさんの女の子しゃべり、好きなんですよー。

逆に100位でしたっけ? 『ヒノモト音頭』。
その次の『すてきブギ』とあわせて、初めて聴きました。

アルバム『DRIVE THRU AMERICA』と『ウタノワ』が、来年再発されるそうで。
(『ウタノワ』も今手に入らないって知りませんでした)
「だからオークションとかで買わないでネ」とのことでした。

そして『ホーベン』『EVERYTIME WE SAY GOODBY』で、おしまい。

さて、アンコール。
ヤナさん、サンタ帽子にトナカイツノを付けてのご登場(笑)
途中、トナカイツノが落ちちゃったりしましたけど。(自分で“せんとくん”とか言うし)
35枚ある歌詞カードの中から、お客さん3名に適当な番号を言ってもらって、その曲を演奏するという趣向。
選ばれたのは、

『黄金の月』(スガシカオ
『BLUE EYES』
上を向いて歩こう

上を向いて歩こう』は、京都でも選ばれた曲だとか。ステキな偶然ですね。
ヤナさんのオリジナルではないけれど、今年を締めるにはバッチリの曲でした。

ギターもいいんですが、やはりピアノ弾くヤナさんもステキです。(前にも同じこと書いたかも)
すんごく表情があって。
この日はピアノを弾く姿を横からずっと眺めておりましたが、やはり楽しかったです。

ラスト、ヤナさんが被っていたサンタ帽子を客席に投げました。
私の頭をかするしw しかも私、よけてるしww
無事、後ろの席の方の手に入りました。よかったですね♪

セットリスト無しとか言っておきながら、結局書いてるし。
おしゃべりとかまだありましたが、この辺にしておきましょ。
またね。

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↑会場で買った「レコード弦代7」と「春夏秋冬柳原2010-2011」。
「春夏秋冬柳原」、これで全部揃いました。