月を歩く。

月面を歩くように、ふわふわと。偏り具合が気持ち悪いですよ。

滝本晃司「下北水中ライブ Vol.95」(@下北沢lete/2012.3.30)

私が初めてこの下北水中ライブに行ったのは、昨年3月26日。
あれから1年が経ちました。あっという間ですね。
昨年は大震災直後の不穏な日々の中……ほんと、キャンセルしようか否か直前まで悩み、それでも何とか行ってみたら、すっかりハマってしまったという。
ちょっと油断するとすぐに予約満了になるこのライブ。毎月行けているのは、運がいいとしか言いようがありません。
今年の3月はまったくのワタクシゴトですが、ガッツリと取り組んでいたことがあり、本業の繁忙期も相まって大変な状態でした。
それもようやっと落ち着き……自分へのご褒美的な意味合いで、下北沢に向かいました。(そうでなくても行くんだけんども)

まずはセットリスト。※は新曲で表記が違うかもしれない曲。(uk)とあるのは、ウクレレ使用曲です。

01. まぼろし
02. 眠ると消えると溶けると
03. 楽し楽しい時間
04. ガラスのコップの
05. こわれた
06. グッドバイ
07. ハル
 
~休憩~

08. 朧月夜~朧月夜のつづき(uk)
09. 柿の木(uk)
10.青空(uk)
11.空の下(uk)
12.パルテノン銀座通り
13.ポコポコ
14.星を食べる
15.ここ※
 
~アンコール~
16.ハダシの足音
17.おつきさん

以下、お話は「」で囲ってありますが、決しておっしゃった言葉その通りではありません。正しく私が解釈できているのかも怪しいので、その辺はどうかご容赦ください。
 
この日は“春一番”……のわりには冷たいだろ!!と怒りたくなるような強風。
「何度も言うようですが、強風に弱いです」で、スタート。
この夜は、ウクレレがあったんです。待っている最中に、『青空』がウクレレで聞こえてきて、ワクワク。
最近ではウクレレを持ってきているのをよく拝見しますが、演奏は1曲だけだったりしていましたので、この夜は4曲も聞けたのでうれしかったです。

『まぼろし』がまた1曲目。……という自覚がご自分にもあったみたいですが、その理由は特にないそうです。好きな曲だから大歓迎です!
本日のセットリストでは、『ガラスのコップの』が好きです。
やはりleteさんで聞くこの曲は、格別です。
『グッドバイ』が春の曲だったというのは、初めて知りました。
って、ちゃんと「ここにある春」って歌詞にあるし! 気づこうよ>自分
儚げな感じが好きな曲です。



飲み物はホットのペットボトルのはちみつレモン。
時々飲みながらのライブでしたが、ふと思いついたみたいで、
「(飲み口を)全部口に含む派? 半分派?」と……。
そういえば考えたことがありませんでしたネ。結論が出ないお話でした。

3月半ばに札幌、金沢に行ったお話をされていました。
銀婚式の記念の旅行ということは話していませんでした。水くさいなー、もう(←?)。
どちらも蔵だったとのこと。いいなー、そういうところでも見たいです。

このライブの前日に、おひとりで横浜に行ってきたとのお話がありました。
山下公園や、そこから出ている遊覧船で港を一周できる遊覧船があるのですが、それに乗った話。
「ひとりなのは、俺くらいで(笑)」
あと伊勢佐木町のディープさ加減を熱く語っていらっしゃいました。
キャバレーとかが昼下がりにもう営業していたとか、ソープランドの呼び込みのおじさんが立っていたとか。滝本さんは声を掛けられなかったそうですが(笑)。

桜のお話も。
本当は東京はこの日が開花予想日だったんですけどね。生憎まだ寒いせいか咲かず。
「狂ったように咲いて、それを、狂ったように見る」
狂ったような花見(笑)。でもそんな感じのところもありますねぇ。

終わった後、知っているかたが喫煙されていたので、帰る前に少し立ち話をしておりました。
肌寒いものの、春と煙草の匂いとおしゃべりを楽しんでいたら、彼女の背後に喫煙のために出ていらした滝本さん。
ほんと、こんな春の夜がよく似合うひとですよねぇ……(*´ω`*)
(って夏も秋も冬も言ってそうな気がする(笑))