月を歩く。

月面を歩くように、ふわふわと。偏り具合が気持ち悪いですよ。

知久寿焼なまうたソロ (@西荻窪サンジャック/2013.06.16)

西荻窪サンジャックでの知久さんのなまうたライブに行ってまいりました。

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毎年年末に開催されていたこのライブ。お店が6月25日で閉店になるので、それに合わせてセッティングされたみたいです。 サンジャックさんは前は荻窪にあったらしく、移転で西荻窪に来たとか。 荻窪時代から数えて、この夜含めて知久さんは13回のライブを行ったそうです。

まずはセトリから。

知久さんのセットリストは物語を作りやすく、おぼえやすいです。 また今回はフォロワーさんがツイートされていたセトリと答え合わせをしたので、大丈夫!(笑)

01. おるすばん
02. いちょうの樹の下で
03. あるぴの
04. みもふたもないうた
05. 昔むかし
06. きみしかいない
07. おるがん
08. Andaikan Aku Punya Sayap
09. サルビアの花
10. ちょっと今ココだけの歌
 
~休憩~
 
11. すいか畑
12. あんてな
13. 月がみてたよ(Overstay)
14. 安心
15. 電車かもしれない
16. ひとだま音頭
17. 電柱
18. らんちう
 
~アンコール~
19. ムリなおみやげ
20. いわしのこもりうた
22. 326
23. いちょうの樹の下で
 
滝本さんの時は、店入ってすぐあるグランドピアノの方がステージになりますが、知久さんは店の奥、ガラス窓を背にして歌います。過去2回と変わらず。
またこれも変わりませんでしたが、開場してから開演まで、知久さん、ずっとそこにいらっしゃるんですよ。毎度ドッキドキ。 音響機器にトラブルがあったようで、かなり開場が押しました。開演も30分ほど押し。それでも目の前でギターの弦を張り替えるのを眺めたりできて、飽きません。すごーい、はやーい、なるほどー。
 
その音響トラブルの結果、なんと今回はうただけでなく、楽器も生音。これは貴重です。 アンプを通していない分、低音の響きなどが浅くはなっているかもしれませんが、目の前で爪弾かれた音が直に耳に入ってくる幸せなんて、ほんと普通なら経験できませんよ。
知久さんのライブはいつも笑いが豊富。いちいち書くとキリが無いのでやめておきます。
けれど、今回も石川さんの物まねが出てきたことはご報告いたしましょう(笑)。どんだけ好きなのですか。
あと背後の階段を気にして「また大きな荷物持った人がいた?」。
なんて懐かしいことを! 一昨年年末のなまうたライブで、『電車かもしれない』の時に業務用冷蔵庫を背負った業者さんが階段をあがるテンポが妙にマッチしていて、そちらを眺めながら応援するかのように大きく頷きつつ歌っていたのが思い出されます。
 
アンコールを1曲終えて、もう少し歌うからトイレに行きたい人!と聞いたら女性がひとり挙手(勇気あるなぁ)。その人がおトイレに入っている間に、
「じゃ(音を)聞きましょうか(ニコニコ)……ウソウソ!」
音消し(笑)で演奏してくれたのが、『禁じられた遊び』。なんて贅沢な音姫
そのあとご自分が歌いたいからと『いわしのこもりうた』。
そして。 過去2回のなまうたライブでは、アンコールでお客からのリクエストを受け付けていました。 今回はそれは無し。
ただしサンジャックマスターのリクエストが2曲。 荻窪時代に作られたという『326』とこの夜2回目の『いちょうの樹の下で』。
 
ぼくの好きな場所がまたひとつ消えちゃった……。
 
西荻窪サンジャックさんは6/25まで営業しているそうですが、私がここを訪れるのはこの夜が最後。 ここで滝本さん、知久さん、柳原さんを聴くことができました。 石川さんを一度もここで見られなかったのが心残り。 やはりライブは躊躇してはいけませんね。行きたくなったら、即予約!
ここは別の方がオーナーでライブハウスができるとのこと。またここから素敵な新しい歴史が生まれることを祈ります。
サンジャックさんも場所が変わっても、引き続きおいしい料理と音楽を提供する場を作っていってくださることでしょう。
お疲れ様でした。いつか、また。