月を歩く。

月面を歩くように、ふわふわと。偏り具合が気持ち悪いですよ。

ふちがみとふなとLIVE(@下北沢lete/2015.05.25)

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4月のふちがみとふなとパスカルズライブ。ここで私は、渕上さんの歌い方に強く惹かれました。「きれい」だとか「うつくしい」とかツイートしたような記憶があります。
その前の2013年の時のパスカルズとのライブも聴きに行ったんですけどね。その時は私の聴き入るための準備が整っていなかったのでしょう。もったいない。
渕上さんの歌い方は、とてもうつくしかった。清々しいうつくしさ。
そして彼女の歌声に溶け込んでいく、船戸さんが響かせる安定した低音。
これを、ワンマンで聴いてみたくなりました。
そしたら大好きなleteさんでやるって言うじゃないですか。迷わず予約した次第です。

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見慣れた会場内に、ウッドベースインパクト!
向かって左側には、渕上さんが使う鍵盤ハーモニカやらアンデス、ラッパなどなど。この夜は満席で、立ち見も。この写真の楽器が載っている小テーブルの手前に、急遽丸椅子を2個用意。立ち見の方に座らせてました。やさしい。

写真ウッドベースのあるところに、真っ赤な下地に白くハブが描かれているTシャツを着た船戸さんが立ち、その手前譜面台よりもこちら側に渕上さんが立って演奏。
生音に生声。狭い会場にふわーっと拡がって、溶けていく。そんな音たちでした。
悲しいうたとかではないのに、涙ぐんでしまいました。

前にもここでバイオリンの演奏を聴いたことがありますが、ウッドベースもすごく合っていました。
曲間に渕上さんメインでおしゃべりがあって、自然に曲に入る。その入り方はまるで、乾いた石に水が染み込むが如し。

パスカルズとの『1と2』や、一緒にやった『だってチューだもん』は知っていましたが、初めて聴いた曲の中では『お父さんといっしょ』が印象深かったです。
昨年秋に亡くなった実父を思い出しました。笑っちゃうほどおかしなお父さんとの思い出の曲。描かれているお父さんが、私の父とリンクしているところがあって。
だらしなくってどうしようもないのに、憎めない。いとしい。
大好きな曲になりました。

おふたりは京都在住とのことですから、活動は関西がメイン。
関東にいらした際は、またぜひ足を運ばせていただきます。

この夜、1枚だけCDを購入しました。
ライブに行くたびに、また増やしていこうっと♪ 

6がつのうた

6がつのうた

 

 (書いた日:2015/5/30)