月を歩く。

月面を歩くように、ふわふわと。偏り具合が気持ち悪いですよ。

サンジャック東京出前LIVE 1月後半編!「イシマツ」(@大塚All in Fun/2016.01.27)

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イシマツライブは過去数回お邪魔している私ですが、ロケット・マツさんと石川浩司さんのおふたりのみでのステージは、今回が初めて。しかもかつて西荻窪にあったサンジャックさん(現在は愛媛県松山市にて営業)の東京出張ライブ企画のひとつということで、ステージは当然楽しみだしご飯も楽しみだしで、ウッキウキ♪

サンジャックさんのこの企画ライブは数回訪れたことがありましたが、今回もご飯がおいしい! 調子こいてアイスクリームまで注文して、ちょっと寒くなったかなー?と思ったところで、開演時間が来ました。

出演者おふたりとも、半ズボン。
あ、石川さんはいつもですよね。ランニングに半ズボン。
マツさんも半袖Tシャツに半ズボン。

パスカルズの時とあんまり変わりませんけどね。何しろ極寒の1月下旬、いくら店内は暖房が効いているとはいえ、お寒くないのかしらん?と思っておりましたが、ステージが始まったら関係ございません。

いやあ、熱いのなんのって。

イシマツのライブって、どちらを観ていいのかわからなくなるほど、忙しいのです。それくらい、おふたりとも動く動く。

この夜はまず、おふたりそれぞれがオモチャを持ってのスタート。おおっ、始まった始まった♪と観ていると、途中石川さんではなくマツさんが発声。石川さんすかさず「キミが歌うんかい!」。美しいツッコミでございました。

インスト曲の後、「ひとり闇鍋」。イシマツ定番曲でしょうか。私、好きなのですよ~。特にひとり結婚のくだり、「新郎も新婦も、俺(ニヤリ)」のところの笑顔が、めちゃくちゃステキです。
そしてマツさんの演奏が激しい。めちゃくちゃ激しい。ママクリオやパスカルズでのマツさんとは別人ですか???

タイトルを存じ上げておりませんので曲詳細はご紹介できませんが、またインスト曲。この辺りから、石川さんが踊り始めます。パントマイム的な踊り。可動式のパーカッションセットも、その特性を活かしてぐるぐる大回転。

「にわとり」という曲では、グランドピアノの蓋の開いているところから手を突っ込んで、ハープみたいに弾き鳴らす始末。

やがてピアノ演奏をしていたマツさんも立ち上がり、おふたりで踊りまくります。ピアニカ、ラッパなど、音も止まりません。
ステージの両端にスピーカーが置いてありますが、石川さん、それの後ろから顔をピョコピョコ出して、まるで昔のアイドルのよう。
けれど突然そのスピーカーに向かって、「お父さんでしょ?」と小芝居開始。
「子どもの頃に売られて、こんな下着一枚でダンサーやってる」……下着って (笑)。
それでも「お父さん! お父さん!」とスピーカーに話しかける姿は、胸がキュッとするほどの名演技。
f:id:meimei0430:20160220222522j:plain 石川さんのお父さま(笑)。

ところが不意に素に戻って、「全然お父さんじゃない」。……腹筋が鍛えられました(笑)。

本当は「にんじん」から石川さんが踊る予定だったとのこと。マツさん「1曲前から踊り始めたから驚いた」(笑)。

その後、「海馬のワルツ」「野のなななのか」と続き、しっとりと前半終了しました。

後半は、石川さんのソロコーナーから開始。
マトリョーシカ」「ラザニア」と新しめの曲。あの細長いギターを持っての演奏。後でマツさん「チューニングがすごかったね~」。すごかったのはそこですか!(笑)
マツさんもマンドリンを取り出して、弦楽器ふたつでインスト曲。

その後即興をやろうということで、石川さんが観客にお題を募りました。石川さんの「俺の日常クイズ」の問題にもなっていましたが、「節分!」。
ちゃんと節分の曲になっていたのですが……終わりの方で「本当は違う“豆”の話をしたい」と語り出した途端に、それまでの内容が私の記憶からスポーンと抜けてしまいました(笑)。けれどお客さんに小学生男子がいたため、語りはそこまで。残念!

それから「不思議な温泉」。この曲でのおふたり、すごくかっこよかったです! マツさんの出す音と、石川さんのパーカッションの音の絡みが、絶妙! 歌詞もかわいらしい感じなのに切なくていいし、マツさんのコーラスもステキ♪
そして「326」で、またもやしっとりと後半終了。

「ただいまー!」とアンコールに応えて再登場のおふたり。
ふちがみとふなとパスカルズ『1と2』に収録されている「たいしたことない」で、おふたりしてステージを飛び出して、会場内を歩き回ります。
マツさんも石川さんも、ピアニカをお客の頭で弾きまくる。私もおふたりそれぞれから、このピアニカの洗礼をいただきました(笑)

そして歩いているうちにおふたりがぶつかる?!と思ったら、ヒシッと抱擁(笑)。それでも抱き合いながら、器用にピアニカを弾いている姿を見て、「ああ、これこれ。これがイシマツの醍醐味♪」と大満足。

最後は「ムーンリバー」。しっとり終了。

イシマツのライブはずっと大笑いかと思えば、演奏のかっこよさに惚れ惚れしたり、たっぷりじっくり曲を聴き込めたり、終演後は必ず満ち足りた笑顔になれるライブです。
「ムーンリバー」を聴き終えて拍手をする私も、すんごいイイ笑顔をしていたと思います。
おふたりともお疲れさまでした。

ただひとつ気がかりなのは、石川さんがマツさんの年齢をばらしてしまったのを、あとで怒られたりしなかったか?という点でした(笑)。

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(書いた日:2016.02.03)
※このレポートは、石川さんのサイトにも掲載されています。