滝本晃司「下北水中ライブ Vol.150 ２日目」（＠下北沢lete／2017.01.28）

01.ガラスのコップの
02.落下
03.雨の日の午後
04.ワンピース
05.こわれた
06.とかげ
07.海にうつる月
08.となりの黒猫
09.空の下

～休憩～

10.ダダ
11.ドロステのきこえないうた
12.オヤスミ
13.星を食べる
14.カタチ
15.月虹
16.お月さん

～アンコール１～
17.うたうっていいな

～アンコール２～
18.Girl

下北水中ライブ150回の２日目。
壁を埋め尽くすカレンダーを見て、「気が狂いそうな感じです」。
この夜も快調な滑り出しです(笑)。

「ワンピース」のあと。
「汗をかきながら夏の歌を歌う。健康によさそうですね」
「鼻水たらしながら冬の歌を歌う……(笑)……対比を考えてみたんですけど(笑)」
なんでそこで対比を考えるんですか(笑)

「とかげ」のあと。
その前日の話でしたが、下北沢へは電車でいらした滝本さん。途中の乗り換え駅で、エスカレーターに乗ったそうです。東京では左側が立ち止まっている人、右側が急いでいる人通路っぽく分かれていますが、荷物もあったし、滝本さんは左側にいらしたそうです。
そしたらホームに電車が来ていることに気付き、乗れるかもしれないと、歩行用の右側に出たと同時に、数人前にいらしたご年配男性もひょいっと出てこられたそうで……でもその動きが少しゆったりで(笑)、結局電車には間に合わなかったそうです。
「でもすぐ次が来たので、よかったです」　

「海にうつる月」について。
「地下生活者の夜」というライブに出ると決まった時に、自宅のトイレの中で半日くらいで作った曲だそうです。お子さんが生まれたばかりだったんですね。
と、ここまでは前にも伺ったことがありましたが。
その当時のご自宅のトイレの、グレーの壁を思い出してしまうとか。とてもではないけど海に月がうつっているイメージが無くて、水周りな感じを思い浮かべてしまうそうです(笑)。

曲って、その人それぞれで、持っているイメージが違うよね、という話の繋がりで、知久さんの「いわしのこもりうた」は、ネパール・ジャパでの風景を思い出すそうです。
そのネパールに行ってらした時に、ちょうどお父様がお亡くなりになったというのもあって、と。

ネパール繋がりの思い出話。そのジャパのホテルのごはんが、「出てくるのが超遅くて」、４時間くらいかかるとか。「気が狂いそうになる(笑)」

「となりの黒猫」の後、レテの近くを消防車か救急車が通り過ぎました。
「救急車、乗ったことがあるんですよ。ぎっくり腰で。どの辺りかな（カレンダーを見ながら）、2009年くらいかな」
カレンダー、便利。
その運ばれる際に、痛いからとご自宅にあった犬のぬいぐるみを腰に当てていて、それが病院にまで一緒に行くことになり、看護師さんに「ワンちゃん取りますねー、まあかわいい」と言われたとか。
「看護婦さんって、天使ですね」

「空の下」を始める前、ちょっと試し弾きが続いて、
「こないだね……あ、いいや」　
そんな、寸止め(笑)
「自分っていう人間がどんどんばれていく(笑)」
いいじゃないですかー！

この日はあたたかい天気の良い日だったんですが、滝本さんは足湯に入っていらしたそうです。そしたら隣に体格のよい外国の人が入ってきたので……「出ました。コミュニケーション能力ゼロですから」
「そしたら反対側にいたおじいさんが「今日はいい日だ」って言ってたんで、間違いなく今日はいい日なんです(笑)」
ホント、いい日です♪

下北水中ライブ第１回の最初の曲を前日の１曲目にしたんで、その最初の日の最後の曲「お月さん」を、この日の終わりの曲に選んだそうです。
「200回ってのがもしあるとしたら、60……(笑) すごいね、人間って。その頃には右側にひょいっと出て、後ろのひとの邪魔しちゃう人になってると思います。そこまでいくと面白いですよね」
まさかの伏線でしたか！(笑) 
200回目も行けたらいいな。

そしてアンコール。
「（さよなら人類を）昨日も歌っちゃって(笑)。今日は歌いませんけど」
でも「Girl」は、これから先も歌っていくそうです。
ただし「アリャリャリャ」のところが難しいとのこと。
「今度（石川さんに）聞いておきます。今日はちょっと済ました感じで」
本当におすましな感じの「アリャリャリャ」でした(笑)。

カレンダー展示、２日間とも伺いました。
自分が通い出して以降で行けなかった回のと、気になる数枚を購入しました。するとお名前入りの領収書をいただけました。
時間はかかるとのことですが、郵送されてくるのが楽しみです。
この時もお邪魔にならないように会場内で座って作品をタンノウし、少しお話させていただきました。

いろいろありましたが、この日まで通えて、滝本さんの歌声とこのレテの中の空気を楽しめている今、私はとても幸せです。
下北水中ライブ150回、おめでとうございました。
ずっとこれが「つづくこと　つづくとこ」でありますように。

（書いた日：2017/02/12）