月を歩く。

月面を歩くように、ふわふわと。偏り具合が気持ち悪いですよ。

石川浩司53歳生誕祭(@吉祥寺MANDA-LA2/2014.07.06)

このライブの告知を最初に見たのはTwitterでしたが、ゲストを見て思わず声が出ました。

ゲスト:滝本晃司 知久寿焼

そんなファンは私だけではないはず。
昨年の生誕祭がそりゃーもうたのしいものでしたので、「今年も行こー♪ ゲストは誰かなランラララン♪」くらいに考えていたのに、ここでチケット争奪戦のゴングが鳴りました。
紆余曲折を経てなんとかチケットを購入できましたけど、ほんとにラッキーでした。

当日は相互フォロワーさんと待ち合わせてランチしたり、ニヒル牛に行ったり、プチオフ会に参加したりとたのしかったのですが、頭の中では結構冷静でした(あれでも)。
私はMANDA-LA2では「たま」を見たことがないのに、本当にこの夜は見ることができるの?なんて疑心暗鬼だし。ひょっとしたらウソかもしれんなー。それはそれで仕方ないけど……なんて考えていました。ごめんなさい。

f:id:meimei0430:20140728225324j:plain

開場前。昨年の生誕祭や、いつもの知久さんや滝本さんのソロライブの時とは違った、独特な空気が漂っていたように思います。
席を確保してから、そういえばどうやって過ごしていたっけ? そのあたりの記憶がありません。

まずは主催者クドウヒロポさんの前説と、石川さんとのセッション。
ゲームボーイアドバンス(笑)を石川さんに操作してもらいながら歌うという趣向。
スーパーマリオ3だったそうです。石川さん、マリオ死なすし(笑)。
結局クドウさんが自ら操作して、完奏。

セットリストはすでにTwitterなどで上がっているし、自分ではメモしなかったので、パスさせていただきます。
また石川さんのHPに、すばらしいレポートが数本UPされていましたので、詳細を知りたいかたはぜひそちらをご参照ください。

最初のゲスト、知久さん登場。
まずはソロで数曲披露。
生誕祭だっつーのに『安心』から始まるところが、さすがです。
後半は石川さんを呼んで、セッション。『くだもの』とかやってくれました。
ふたりのセッションは、チェンマイからのUSTで数回拝見していますが、私はライブでは2回目。仲良しですね~( ´ ▽ ` )(※「初めて」って書いていたけど、前年の生誕祭で見てるっつの。なので訂正しました)
お互いを紹介をする時が笑えた。「ギター、知久寿焼ー!」「パーカッション、石川浩司ー!」
そしてふたりでポーズ付けて、「楽屋、滝本晃司ー!」って(笑)
特にリアクションは無かったものの、楽屋でビックリされていたであろう様子を勝手に想像してしまいました(^_^;)

次は滝本さん。
ギター持って、いつものソロライブみたいな感じ。
ギュウギュウの客席を見て、こんなに盛大に53歳を祝おうなんて「狂気の沙汰だね」。この容赦ない言い方も、相変わらずだなーなんて(^^;)
この夜のお客さんは、ここ数年の滝本さんソロには行っていないという方が多かった様子。
だけど曲は最初の『とかげ』以外は、最近の新曲ばかり。
初めて聴く曲とその声に、お客さんたちが固唾を呑んでいる様子が感じられました。
あえてこの日に8月のマン2ソロライブのチケット発売日をぶつけてきた滝本さん。これなら売り上げいいんじゃないでしょうか(笑)。
石川さんが登場し、今度はおふたりのセッション。昨年末の石川さんがゲストだった滝本さんソロライブの時に『かなしいずぼん』をやったのは記憶に新しいわけですが、そういうのは困ると訴える石川さん。
それを涼しい顔をして聞いていた滝本さん。「それはやれってこと?」
あわてて否定する石川さんに、沸く観客。滝本さん「いや、いるし(知久さんが)」
とりあえずピンチを乗り越えた石川さん(笑)。それでも新曲という石川さんにとってはお初の曲の連続に、ちゃんとパーカッションが合うんだからたいしたものです。さすが!

このあたりでしたっけ。
クドウさん再登場。石川さん生まれ変わったら何になる?絵画コンテストの優秀作発表。
石川さんの外見をアレンジした作品の中、唯一石川さんの面影がひとつもない、かわいらしいねこの絵が選ばれました。その発想がすばらしいですね。

お次は石川さんソロ。
『毛虫おじさん』や『悪代官』で笑わせてくれた後、泣かされましたよ。
メメントの森』と『玄関』に。
『玄関』で「ただいま!」といろんなひとの声色で言うところがあります。その最後に、「おかえり」ってものすごくやさしい笑顔で言ってくれるのです。そこで私は涙がぶわっと。
東北の震災のことを思い出す内容だったのも、私を泣かせた要因のひとつかと思います。
石川さん、その笑顔はズルイよー。

そしてゲストふたりが呼ばれます。
しょぼたまはやらないと最初から仰っていましたが、滝本さんの手にはあのベース!
「キーボード抜きのたまをやります!」とのことで、観客沸く沸く、涙出る出る(笑)。
「これを聴くといかにキーボードが重要かがわかるかと思います」と石川さんは仰いましたが、こちらはもうたまりませんでした。
知久さんの『ロシヤのパン』、石川さんの『学校にまにあわない』、滝本さんの『星をたべる』。
多分あの場にいたひとたちには、キーボードが聞こえていたと思います。
『学校にまにあわない』の後、滝本さんが不意に「昨日俺さぁ、夢見たんだよ」と夢の話をし出しました。唐突感は否めませんが(笑)、なんとヤナさんと食事したという夢。
最終的にはヤナさんに靴を隠されたという話でした(笑)。
話を聞いていたおふたり、ヤツならやりかねんみたいな反応だし(^^;)。
滝本さんが「ヤナちゃん」と名前を出したことで、4人揃った!という感じがしました。
本当は来て欲しかったけど、とりあえず今はこれでいいですよね。

アンコールは3人で『まちあわせ』。
2番に入るところで、石川さん「最初の注意事項を一つだけ撤回します!今から10数える間は撮影OKとします!」
私も含めて、みなさんワタワタとスマホガラケータブレット、カメラやらを取り出します。
「10、9、8……」とカウントダウンする度に、ポーズを決める石川さんと、変顔の知久さん。そして直立不動の滝本さん(でも微笑んでる)。
しかも最後は三人くっついてのサービス!
私もしっかり撮らせていただきました。ただしネットに上げてはいけないというお約束なので、UPはできません。すみません。

2回目アンコールは石川さんおひとり。
『オンリー・ユー』と『ネムイ』。
これもまた泣けるんですよ……ストレートな歌詞が、気持ちをやわらかく包んでくれる。
生と死を考えながら、ああ、生きていてよかったな。と思わせてくれる。

石川さんのお誕生日を知久さんや滝本さん、同じファンのみなさんと一緒にお祝いできて、本当によかったな。

この夜のライブは、主催のクドウさんだからこそ実現できたこと。
本当に心から感謝です。ありがとうございました。
来年の生誕祭もまた参加して、お祝いしたいです。