月を歩く。

月面を歩くように、ふわふわと。偏り具合が気持ち悪いですよ。

滝本晃司ライブ in 岡山 Vol.7「100の月」(2017.06.11)

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昨年は行けなくて悔しい思いをしていた岡山ですが、今回大阪から足を伸ばして行ってきてしまいました。
生まれて初めて訪れた街。穏やかできれいな街だなぁ、というのが第一印象。
場所は主催の福本さん曰く、相当がんばって探した会場とのことで、小さめで瀟洒なビルの3階。1階にカフェスタンド。そこでおいしい飲み物を買って、狭い階段をのぼっていきます。

岡山城の見える方向の壁は、一面ガラス。
この日は曇天。けれど初夏の緑がちょうどいい感じで、風に揺れています。
入った時点では、プロジェクタースクリーンで外の景色はあまり見えませんでしたけど。見覚えのあるカエルさんイラストが映し出されていて、ワクワクします。

その反対側の白い壁には、150枚以上のカレンダーが展示されていました。
フライヤーで拝見したイラストの全体画も展示されていて、思わず見入ってしまいます。好きな線なんですよねぇ。

まず、『ピクトさんの本』やペッ景でお馴染みの内海慶一さんと、滝本さんによるスライドトークショーの開幕です。
“すてきな玄関”
と、スクリーンにまた独特なロゴ……あれ、何ていうんだろう? サザエさんのサブタイトルみたいなロゴ、それが青地に白で書かれているんです。心憎い。
物静かそうなふたりのトークですが……物静かに白熱していました(笑)。
他人様の家の玄関を撮る滝本さん、いわゆる“整っている”玄関と出会えた時の感動、それたのになかなかうまく撮れない葛藤、苦悩。(“整っている”は専門用語です・笑)
あんなに滝本さんが活き活きと語るなんて(失礼)……ああ、もっと聴いていたかった!

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01.むし
02.ふたつの天気
03.ガラスのコップの
04.空色
05.となりの黒猫
06.ここ
07.つづくことつづくとこ
08.ワルツおぼえて
09.レインコート
10.ポコポコ
11.サーカスの日
12.星を食べる

~アンコール~
13.ハダシの足音

ライブでは、プロジェクタースクリーンが仕舞われて、緑が爽やか且つ穏やか。
それを背に、滝本さんが歌います。

「ワルツおぼえて」で、主催の福本さんのピアニカが入りました。初めて拝聴しましたが、素晴らしかったです。こんなにも合うんだなぁと。
「レインコート」からは野村さんがマンドリン、レッドさんがパーカッションで入りました。以前ベースで参加されていたレッドさんは、この日はお客さんとしていらしていたそうです。それが急遽参加することになったものの、これがまたよかった。マンドリンも味わい深い。
内海さんもブログで触れていらっしゃいましたが、滝本さんという方はソロはソロで素晴らしいミュージシャンなんですが、他の方との演奏もまた映える方なんですよね。

youtu.be

どの曲の時だったか……おひとりの時で、歌い終わりの後奏のあたりだったと思います。背後の窓の向こうを、鳥が一羽、ついっと真一文字に横切って飛んで行きました。そのタイミングがもう見事としか言いようがなくて、思わずため息。

ライブ後は、持って行っていた内海さんの著書にサインをいただき、福本さんにピアニカに感動した旨をお伝えし、数人の知人に挨拶をして、駅へ急ぎました。
半日も居なかったんですけどね、岡山はすごくいいトコロでした。時間があれば、もっと滞在して、街を歩き回りたかったです。
またお邪魔します!

(書いた日:2017/06/24)