月を歩く。

月面を歩くように、ふわふわと。偏り具合が気持ち悪いですよ。

滝本晃司ライブ(タキモト+ビッグロウ)(@広島ヲルガン座/2016.10.15)

f:id:meimei0430:20161022193607j:plain

■前半:滝本さんソロ
01.おひる
02.ガラスのコップの
03.落下
04.日傘をさしたカブト虫
05.となりの黒猫
06.100の月(p)
07.自転車にのって(p)
08.月虹(p)

■後半:タキモト+ビッグロウ
09.丘の上
10.海にうつる月
11.雨の日の午後
12.むし
13.オリオンビールの唄
14.とかげ
(ちょこっとだけ、「水槽の中に象」~「に」)
15.あくびの途中で
16.パルテノン銀座通り

■アンコール
17.さよなら人類
18.星をたべる

行ってきてしまいました。
いやあ、自分、ここまで行くとか。
前から憧れていたのです、ヲルガン座。あの、たまで使っていたオルガンがあるという。
滝本さんはギブソンを持っていくと仰るし、そして噂のビッグロウとの共演。これはちょっと無理してでも行きたいなと。

ステージにあるギブソンを見て、否応なしに期待が膨らみますが、最初は滝本さんソロから。
ギターも、ベースも、旅の荷物もひとりで持ってこなければならなかったわけで、結構大変だったようです。
「でもしらっと運ばなきゃいけなくて(笑)」
しらっと。
「前半はひとりで、しらっとやろうと思います」
しらっと(笑)。

「ガラスのコップの」とか「落下」とかうれしかった。アップライトピアノもあるので「月虹」も。相変わらず美しい。
ああ、いつもの感じだなーと、楽しんでおりました。

後半はいよいよビッグロウ登場。
ベースは当時使っていたギブソンだし、ギターは元は知久さんので、そしてオルガンはあのオルガン。「オリジナル性が高い」

練習でたまのCDを聴きながらやっていたという滝本さん。
ビッグロウメンバーとは、一回もリハーサルをしなかったそうです。

後半最初の「丘の上」。ムキムキ君さんがパーカッションをやっていたのですが、これがステキだったー!
あとコーラスもよかったな。
柳原さんの曲が2曲入っていたわけですが、これはボーカルをニイヤンさんがやっていました。
全体オリジナル性が高いステージだったわけですが、いくらオリジナル性が高いとはいえ、ヤナさん曲のボーカルはニイヤンさんだったし、コーラスはビッグロウメンバーの皆さんだし。でも今聴けるたまのバンド曲では、最高のものだったと思います!

ソロ曲の「雨の日の午後」のバンドでの演奏も、聴き応えあり。アルバムに近かったかも。
「むし」は演奏の最後に懐かしいフレーズの入るバージョン。って言ってわかっていただけるかしら。これが懐かしくて懐かしくて。

その後のMCが、行きの新幹線でのお話。
隣にがっちりした男性が座っていたらしく、たいてい新大阪あたりで皆降りるのにその人は降りなくて、周りにあんまり乗客がいなくなっても、ずっとその人とふたり仲良く(?)並んだ状態で広島に。
「いやでした(笑)」
そんな(笑)。

「とかげ」のパーカッションがまた最高で……ギターも、コーラスも(/_;)。

最初は立ったままベースを弾いていた滝本さん。
座ったり、また立ったり、ピアノ弾いたり(「あくびの途中で」の時、ベースはムキムキ君さんでした。それでピアノのところに座って、準備ができるまで「水槽の中に象」とか弾いてらした)。
表情はずっとニッコニコ。楽しそうだったー♪

終わった後、オルガンを触らせてくださいました。
私はしなかったけど、みんな座って弾いてみたり。足踏みが、思ったよりも重いんだそうです。

もっと4たまのことを思い出して、私はべそべそするのかと思っていましたが、感心と楽しいのとで、ずっとニヤニヤしていました。
本当に、広島まで行った甲斐がありました。
ヲルガン座は、思っていた以上にすてきなお店でした。また機会を見つけて、訪れたいです。
お邪魔いたしました!

(書いた日:2016/10/22)